使わなくなった指輪を使って新しい指輪を造ることはできますか?

皆さんは結婚指輪を着けていらっしゃいますか?

 

40歳以下の方たちは

結婚指輪を着け続けている方が多いのですが

50歳以上の方たちは

サイズが合わなくなってしまったなどの理由で

外されてそのまま仕舞い放しというお話を良く聞きます。

 

特に男性は

「始めの一年くらいは着けていたんだけどねぇ・・・」

という方が多いです(^^;)

 

今日はそんな、

外してそのままになっていた結婚指輪にまつわるお話を書いてみます。

 


使わなくなってしまった指輪を使って新しい指輪を造れますか?


ある女性の方から

「使わくなってしまった指輪を使って新しい指輪を造れますか?」

という内容のご相談がありました。

 

よくよくお話をお聞きすると・・・

 

ご主人は結婚指輪を着けていないから

購入当初と変わらずピカピカのまま。

→ご主人の結婚指輪をご自身のサイズに変更して使いたい。

 

ご自身が着けている結婚指輪は傷だらけになって

彫りのデザインも薄くなってしまった。

→溶解して再利用できるなら新しいデザインにして使いたい。

 

(そのご結婚指輪↑)

 

新しい指輪が欲しいという事ではなくて

使っていない指輪がもったいないから

新しいデザインに変えて愛用したいという事。

 

大切なコトを受け継いだままカタチを変えたい。

 

アステリズムにもってこいのご相談ですね♪

 


使えるものは全部使ってみましょう


材料費を抑えながらも

気に入っていただけるデザインの指輪をお造りするために

他にも使っていない指輪があるとの事でしたので

それらをまとめて溶解して再利用させていただきました。

 

 

左上:変形してしまったプラチナリング

右上:結婚指輪のプラチナ部分

下:結婚指輪の18金部分と他の18金の指輪をまとめて溶解したもの

 


常に着け放しできて シンプルで でも飽きないデザインを


出来上がった新しい指輪がこちらです。

 

プラチナとイエローゴールドのコンビリング

・着け放しでいたいので宝石は外れるのが心配だから不要

・シンプルが良いけど、でも何かデザインが欲しい

 

というオーナーさまのご要望により

このようなデザインになりました(^-^)

 

指輪を再利用できたことも

デザインも気に入ってくださり

大変喜んでいただきました。

 

経年変化も楽しみながら

永くご愛用くださいね♪

 

 

今日はこの辺で。