今週の事。
突然の来店とともに
「ご無沙汰しています!覚えていますか?」
と男性のお客さまからの声!!!
「あーーーーー!!!」
以前、婚約指輪・結婚指輪・結婚式と
携わらせていただいたお客さまでした♪
行方不明になったボク(汗)をプースカフェで
たまたま知って訪ねてくれたそう。
約6年ぶりくらいの再会。
嬉しかったな~(^-^)
asterismの告知も発信もHPとSNSでしかしていないから
それらを見ない方にとってはやっぱり紙媒体ですね。
確かにプースカフェを見て探して
会いに来てくれた方多いもんなぁ・・・
雑誌掲載も考えていった方が良いですね。
さて、今日は・・・
男性からオーダーいただいたリングをご紹介しまーす。
大人のメンズジュエリー
男性が「何か身に着ける物を・・・」と考えた時に
世の中にあるのはシルバーアクセサリー。
ボクはシルバーアクセサリーも好き(インディアン系)なのですが
年齢を重ねるたびにひとつひとつ外してきちゃった((T_T)
10代・20代・30代・40代と歳を重ねるにつれ
少し高級志向になったというか、
上品さや質感を求めるようになってきて。
でも、いざ探すと金やプラチナの貴金属を使用した
メンズジュエリーって少ないんですよね・・・
今回のオーナーさまも共通するところがあったような気がします。
先に宝石を気に入って手にしていただき
さて、これをどう料理するか?は少し悩まれたようです。
時間は経過して
リングをご希望されました。
そして、どんなリングにしようか・・・
はこれまた悩む。
いや、多くの方がそうだと思います。
いざジュエリーのデザインって言われても
好みのジュエリーデザインなんて出てこないですよね(^^;)
ですから、asterismでは
何かお好きなものはないか?普段どんなものに惹かれるか?
をお聞きするようにしています。
それらをデザインに盛り込むことによって
その方のオリジナリティを引き出せると思っています。
オーナーさまから何枚かの画像をいただき、
その中からジュエリーのデザインとして使える!
とボクが選んだのはこちら。
テイストさえ狂わなかったら
あとの「デザインはお任せ」というお言葉をいただいたので
この画像からリングのデザインを描き起こしてみました。
誰が見てもソレとわかるものは造らない
簡単なラフですが、こんな感じ。
ボクはとんでもなく、天の邪鬼です。
過去に馬をモチーフとした
ペンダントトップの製作をオーダーいただいたのですが
10人の方がソレを見たら1人くらいが馬?とわかるくらいです。
もし、馬とハッキリわかる物を造るなら
ボクが造らなくてもいいわけです。
誰が造ったっていい!
いや、CADで造った方が忠実だし、精巧なものになるでしょう。
馬を造り手の感性でどう料理するかが大事なわけです。
デザインをお任せいただいた時はボクにしかできない調理をします。
そして今回出来上がったリングがコチラ。
フロントグリル、バンパー、ライトグリルあたりの
雰囲気を抜き取りました。
そして『吉田留め』(笑)
ボクは機械設計や現場施工の仕事が長く
バイクが趣味でメカニカルな世界の住人でした。
この業界に入り、ジュエリーの構造や石留めは
何でだいたい決まった形なんだろう?
と疑問に思っていたんですよね。
機械みたいに、プラモデルみたいに。
そんな構造や石留めがあったらおもしろいのになぁ~と。
10年前からやってみたかった事を
オーナーさまに内緒でこっそりと
今回のリングで実現させてもらっちゃいました。
それが『吉田留め』
18金イエローゴールドの石枠に
宝石をはめ込んで
パーツで宝石を抑えてネジで留める
通常なら嫌われてしまう宝石のセッティング高さも
この留めによってデザインとなり
むしろカッコイイ長所となりました!(←自画自賛です)
オーナーさまを知れば知るほど製作作業には気持ちも熱も入る
今回のオーナーさまはボクの恩人とも言える方。
長年お世話になりっ放しで
この方が居なければ今のボクはありません。
そんな思いもあるし、
長年のお付き合いで好みも
なんとなくわかる。
お任せといえど
今回はやり過ぎないギリギリより少し上を攻めてみたんです。
後日、プラベートで着用していただいた写真が送られてきました。
やっぱり良いじゃない!!!
オシャレな50代男性♪
これからも良き相棒として可愛がってあげてください。
いつもそばに居てあげられないボクの代わりにね(笑)
それでは今日はこの辺で。
(あ。最後にボクのお気に入りの角度を♪)