毎年やってくる結婚記念日 奥様の『好き』を熟知した 世界でたった一つのプレゼント

本当にソレが欲しいの?違う物が良いんじゃない?

ワタシは自分の好きな物であれば同じ物を何度贈られても嬉しい人間です。

しかし、自分が第三者の立場で加わる場合はその価値観は一旦置いといて、少し神経質になる事があります。

今日はオーダー主さんが記念日に贈ったプレゼントから

ワタシが感じた『思いやり』について書いてみたいと思います。

電話が鳴ります。

「お世話様です。結婚記念日があるので、またオーダーしたいのですが」

「お世話様です。ありがとうございます♪ん?結婚記念日??え???」

「はい。来週ですが、いけますか・・・」

「でしたよね・・・」

記念日1週間前のオーダーです(泣)

「・・・どんなアイテムにしましょうか?」

「今度はネックレスが良いかと。ロータリーエンジンで・・・」

「え・・・・・・・・・・?」

オーダー主さまの奥さまは車の『ロータリーエンジン』に愛好心があおりという事でして

実は以前、結婚記念10周年の時にはこのようなアイテムのオーダーを。

ロータリーエンジンの指輪
プラチナで作製した
ダイヤを10石あしらった
ローターリーエンジンの指輪

さらにお誕生日の時には。

ロータリーエンジンのイヤーカフ
シルバーで作製した
ロータリーエンジンのイヤーカフ

2回目のイヤーカフまでは「好きなんだもんな、喜んでもらえるのかな♪」

なんて思いつつ作製させていただきました。

ただ、3回目となると・・・

「え?またロータリーエンジンですか?大丈夫ですか?本当に喜んでまらえます?」

「そもそも、ジュエリーで良いんですか?そして、またロータリーエンジン・・・」

オーダーいただければヨシ!というわけにはいきません。

奥さまに喜んでいただけないオーダーを受けるのはとても心が辛い。

ですから何度も確認してしまいました。

しかも、記念日に間に合うのか?(笑)

「大丈夫です!ロータリーでネックレスでいきましょう。」

奥さまの『好き』なものをプレゼントしたいんだなぁ。

「何とかそれを叶えてもらいえないか。」と

頼ってきてくれたんだなぁと感じました。

やるしかないですよね。

スケジュールを解体して、他には絶対に迷惑がかからぬよう作製に奮闘。

出来上がったのがこちら。

今まで造ってきたロータリーとはわずかな点ですが変化をつけています。

今まではローターリーエンジンのセンター穴は指を通す、

チェーンを通す必要があったためデザインを施せなかったのですが、

本来はセンターの穴にはエンジンを回転させるためのシャフト(?)が存在しているんですよね。

そのシャフトを設けてエンジン自体の位置を少しオフセットさせて両端をチェーンで吊ってみました。

そして、メカ感が演出できるようにヘアーラインのつや消し。

ロータリーエンジンペンダントトップ

何とか無事、記念日の当日にお渡しする事ができました(泣)

後日、奥さまの反応をお聞きしました。

喜んでいただけたか気になって気になって仕方なかったんです。

「ありがとうございます、喜んでもらえました!」

と言っていただけたのですが

「本当に?」と何度も尋ね、やっと胸を撫でおろしたワタシ。

喜んでいただけたのなら良かった、本当に良かった!

ロータリーエンジンペンダント

でもまだ、ひょっとしたら奥さまに気を遣っていただいたのかな?なんて考えるワタシ。

もし仮にそうだとしても。

それはどんな状況でも必ずプレゼントを用意してくれる

ご主人の気持ちを受け止めた『思いやり』ですよね。

奥さまの『好き』を熟知しているご主人と『ご主人』を熟知している奥さま。

良いなぁ、お2人の間には深い愛があるんだろうな。

今日はこの辺で。