アステリズムでは定期的にワークショップを開催しています。
基本的には参加を希望される方の力量が不明なため
3時間で完成できるであろうアイテムを考えて課題にしてプランしています。
そんな中、ここ最近はそんな課題以外に
「こんな事はできますか?」
「こんな事もできますか?」
なんていうご相談も増えてきました。
本日は『こんなこともできますよ!と』言いたくなるワークショップのお話。
2022年11月のとある日。
「結婚して月日が経ちます。本格的な結婚指輪というより
気軽なペアリングを考えているのですがお話を聞かせていただけますか?」
というメッセージがLINEに入りました。
よくよく、お話を聞かせていただくと
12月には渡米が決定しているよう。
では、「アステリズムがお2人にできる事は何だろう?」と考えるわけです。
12月には日本を離れて渡米が決まっている
渡米に間に合わせるような指輪を作ったとしても
中途半端な指輪のオーダーを受けて余計な出費をさせるわけにはいかない。
そうだ、ワークショップでお2人にご自身の手で指輪を作ってもらおう!
渡米に間に合わせることを最優先すると
お2人が望まれる指輪を製作できる保証ができない。
でも、ワークショップで自分の手で指輪を作るのならば
日本に居たという忘れられない思い出になってくれるんじゃないだろうか?
と考えたわけです。
ワタシのご提案をお2人も快く承諾してくださいました。
おぼろげなデザインイメージから指輪の幅、作り方、表面の仕上げなどを打ち合わせていきます。
「はじめまして。今日はよろしくお願いします!」
お2人と過ごせた時間は約3時間です。
たったの3時間ですが、ワタシはとても楽しかった。
お2人がとても熱心に作業されていたこと、楽しそうにしてくれていたこと
それはもちろんなのですが
渡米ギリギリにご縁をいただけたこと、お2人へのご提案を喜んでいただけたこと
そして必然かのように奇跡的な【今】を共有できていることでした。
お2人はご家族と共に慌ただしく渡米されていきました。
そして、後にご報告が入ります。
バタバタの引越しの最中、マンスリーホテルの散らかったベットで
お互いの感謝と言葉と誓いを述べて指輪の交換をしました。
出会うべくして出会った人と、左の薬指に指輪をはめてもらい涙が止まりません。
こういった出来事に感謝しかないです。
良かった。
そんな風に思っていただける体験をアステリズムがご提供できたんだ。
と改めて本当に嬉しく思いました。
ワタシの自己満足に尽きるという話なのかもしれません。
そう言われたとしても
アステリズムだから寄り添いたいこと
アスタリズムだからできること
アステリズムしかできないこと
そんな事をいつも考えて
お役に立てるようこれからも事業を存続していきたいものです。
ステキな時間共有をありがとうございます!
ご家族のみなさまがずっと幸せでありますように。
今日はこの辺で。