HPからのお問い合わせが多くなってきました。

「このようなデザインの指輪はいくらぐらいで作れますか?」

「これに近いデザインのピアスは製作可能でしょうか?」

などなど。

皆さま、当店のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

さて、今日はそんなHPからのお問い合わせから

オーダーいただいたお話を書いてみようと思います。

 


変色してしまったネックレスを造り替える事はできますか?


厳密には「写真のネックレスを作成していただく事は可能でしょうか」

とお問い合わせがありました。

お気に入りで長く愛用してきたネックレスが変色してきて

しまったようです。

オシャレなフリンジのネックレスです。

素材はたぶん真鍮製でその上に銀色のメッキがかけられています。

お洋服等で擦れてところどころメッキが剥がれて

黄みがかった真鍮の地が見えてきています。

 


貴金属で造り替えるか、このまま再メッキするか


貴金属で造り替えするとなるとまずは貴金属選びから。

銀色なので銀、プラチナ、もしくはホワイトゴールドが

考えられる素材なのですが、

銀は硫化して変色する。

ホワイトゴールドにしても本来の地の色は

若干黄みがかっているのでロジウムのメッキをする必要があります。

となると、いずれまたメッキを施す事になるので

あまりおすすめではありません。

愛用していて変色してしまうネックレスが1本増えるだけです。

よって今回のケースはプラチナがおすすめでした。

ただ、貴金属での造り替えは材料が高価。

一応、こちらのネックレスに再メッキしてみるという

ご提案もさせていただきました。

 


プラチナで造り替えるネックレス


元々のネックレスは比較的安価な真鍮製ですので

材料の使い方もデザインも自由に行えます。

プラチナという素材は高価ですし、比重も高いので

そのままコピーして造り替えると金額は高くなるし

首から下げても重いネックレスになってしまいます。

特にチェーン部分はその辺を注意しながら選定しました。

左:元々のネックレス 右:造り替えたネックレス

 

サークル部分は機械的に造られたものではなく

手作り感のあるものでしたので

こちらもできるだけ忠実に再現するよう手造りしました。

(中央が元々のネックレス その脇に並ぶのが手造りのプラチナ)

 

実際に首から下げるとこんな感じです(^-^)

(モデルがボクですみません 気持ち悪いって思わないでね)

 


ご配送 そしてオーナーさまの声


オーダーメイドがメインの仕事をさせていただいてますので

お客さま同様、ボクも常にご納品時はドキドキです。

「お気に召さらなかったら、どうしよう・・・」

お会いしたことがないお客さまにご配送となるとなおさらです。

(出来上がりの画像をお送りして確認はしていますが)

 

お客さまの元に到着後、メールをいただきました。

大変、喜んでいただけたようで、良かった♪

そのメールにはこんな一文が。

お返しいただいたネックレスも、
もう使わないし廃棄しよう。と
思ったのですが、このネックレスを見て
作成いただいた思い出に引き出しの奥に
しまうことにしました。
本当にお世話になりました。
大切に使わせていただきます。
大満足です!!!!!

 

ボクはボクが造ったモノしか愛せないという人間ではないんです。

元々のネックレスはこれまで長い時間、

オーナーさまの一番お側でとても楽しい時を共に過ごしてきた

パートナーだったんだと思うんです。

そしてオーナーさまとボクとのご縁のきっかけを作ってくれた事に

感謝しているんです。

そんなネックレスがお役目を終えたとしても

この後も大事にしてもらえると思うと、とても嬉しい気持ちになりました。

 

 

初めてご連絡いただいてから

お届けするまでの時間と経験はボクの宝物です。

最初から最後までボクを信頼していただき

本当にありがとうございます。