結婚10周年。
これは夫婦にとって、お互いに一番初めに迎える大きな人生の節目かと思うのですが
20周年というと、よりまた大きな節目ですよね。
10周年から『また10年重ねた』という簡単なことではないと考えています。
人の年齢でいうと、0~10歳の10年と10歳~20歳の10年。
同じ10年でも起こる事、考える事、経験する事が大きく異なりますよね。
色々な事を考えると、その日を迎えるという事はとてもおめでたい事なんだとしみじみ思います。
さて、今日はそんな結婚20周年を迎えたオーダー主さまの事を書いてみます。
10周年の贈り物を経験した方の20周年の贈り物
「いやぁ、今度、結婚20周年なんだよねー。」
そんな切り出しから話は始まり、贈り物のご相談を受けました。
ジュエリーを贈るにしてもどんな物、どんなデザインがいいのかなぁ?と。
初めからジュエリーを贈る事、そしてボクにオーダーしてくれる事を決めてくださっていたようです。
とても有難い、嬉しいです。ありがとうございます。
20周年の今回は『選ぶ』よりオンリーワンを『造る』
「10周年の時はさ、ほら、10個のダイヤ付いてるのあるじゃん。そういうのを贈ったんだけどさ。」
「オンリーワンっていうの?その人だけの物って良いよね。」
そんなお話もありましたので奥さまの生まれた日の曜日、紫色の【曜日石】からタンザナイトを選び、
デザインはカタログなどを見て参考にし、ポイントを絞って決めていきました。
誕生石の他に【星座石】や【曜日石】が存在します。
曜日石についてはこちらのブログをご覧ください。☟
デザインを決めていく過程では使用する貴金属にもこだわって、
プラチナ・イエローゴールド・ピンクゴールド各貴金属の上にタンザナイトを
何度も乗せてみては一番美しく映える貴金属を選んでいらっしゃいましたし、
ご用意したタンザナイトはデザインに合わせて思い切ってリカット(再カット)しちゃったんですよね。
そうして出来上がったジュエリーはこちら。
オーダー主さまへのお返しは望んでいた『奥さまの笑顔』
ネックレスのご納品の際、「どうやってお渡しになるんですか?」って聞きつつ
「〇〇さんなら、ちゃんと正面向かって日頃の感謝と一緒にお渡しできるんじゃないですか?」とお話してみたんです。
「えーーー!それは緊張するでしょ!」なんて笑っていらっしゃいました。
できそうな方でも素直な気持ちを伝えるのってなかなか難しいものですね。
それでも、ボクは奥さまに喜んでもらおうと時間をかけて真剣に悩んでいる
オーダー主さまの姿も想いも見てきました。
おそらく、奥さまにはそれらを上手に伝えられなかったかと想像できますが、
いつか奥さまにお会いする機会があれば代わりにお伝えしたいところです。
先日、お渡し結果のご報告をいただきました。
「すごい緊張したんだけど、すごい喜んでもらえたよ!」
オーダーの過程は奥さまには伝わらなくても、どのようなお渡しだったかは奥さまのみぞ知る。ですね(^-^)
ベテランご夫婦だけのヒミツです。
今日はこの辺で。