このブログをお読みいただいていてくださる方は
覚えていらっしゃるでしょうか?
過去に若い男の子から
「おばあちゃんの指輪で自分のジュエリーを作ってもらえますか?」と
オーダーいただきました。
その時のブログがこちら☟
その時の加工を終えても、少し18金が残っていたんです。
その残った18金を使って、今度はその男の子のお母さんからリメイクのオーダーをいただきました。
その18金だけではジュエリーを製作するには量が足りませんでしたので
お母さんが所有する、今はもう出番が無くなってしまったジュエリーたちも
新しいジュエリーの材料として加えさせていただいています。
プラチナ、10金ピンクゴールド、そして18金。
コンビネーションジュエリーになりますが、
18金は主役としてセンターパートを務めます。
「母はとてもお花が好きな人でした。母が眠る場所には桜がとてもキレイに咲くんです。」
デザインは桜に決まりです。
そうして、出来上がった指輪がこちらになります☟
当初、18金は指輪の表面に板で張り付ける予定だったのですが
製作過程で再溶解して丸みを帯びたままの18金を眺め
構造変更させていただきました。
この状態であれば
18金は表面ではセンターパートを務め
内側ではオーオーナーさまの指に常に触れる事ができます。
出来上がった指輪をご覧になってオーナーさまも大変お喜びくださいました。
良かったです^_^
大好きだったお母さまのこと。
そのお母さまに愛されていたこと。
きっと、お忘れになることはないでしょう。
「普段から着けてたら、傷つけちゃう・・・。」
そんなご心配をされていましたね。
でも、個人的には常に着けていて欲しいな。と思っています。
傷ついちゃったら・・・
アステリズムを頼っていただければ良いじゃないですか。
ずっと、面倒を見させていただきますよ。
指にお母さんを感じていて欲しい、お思い出にいっぱい触れて欲しいと思っています。
今日はこの辺で。