婚約指輪は昔も今も特別な意味を持つ指輪である事は間違いありません。
婚約指輪を贈る、贈らない。要る、要らないは
ここ最近、カップルの価値観により変化してきています。
指輪自体は見た目の形も変化していますが、その指輪に込められた本質は常に変わらずに、今後も変わる事はないでしょう。
最愛の女性に自分の大切なものを捧げる。
だから、「ぜひとも妻になっていただけないか！」という想いを具現化したものがご結婚指輪です。
仮に望んだ結果を得られず、それが無駄になったとしても。想いの覚悟を伝えるのです。
そんな中、とある男性より、おばあさま形見の指輪をリメイクして、最愛の彼女に婚約指輪として贈りたいというご相談をお受けしました。
これは単なる指輪を贈るという事ではなく、相当の覚悟を持って「想いを伝えたい！」という
素晴らしいお考えがあっての事だと想像できました。
このブログでは、おばあさまの指輪をリメイクして贈られた、カップルさまのご婚約指輪について詳しくご紹介します。
譲り受けた指輪をリメイクして作製されたご婚約指輪の、
その製作過程もあわせてご覧ください。
目次
- おばあさまの指輪を婚約指輪にリメイクする理由
- 歴史の継承
- 環境に優しい選択
- リメイクのプロセスと注意点
- 初めてのカウンセリング
- デザインの選び方
- リメイクの工程
- サービスと価格
- 実際にリメイクを経験したカップルさまの声
- 体験談
- ビフォーアフターの写真
- リメイクジュエリーの保管とお手入れ方法
- 保管方法
- 定期メンテナンスの重要性
- まとめとお問い合わせ
1.おばあさまの指輪を婚約指輪にリメイクする理由
歴史の継承
おばあさまの形見の指輪をご婚約指輪にリメイクすることで、ご家族の歴史や思い出を継承することになります。
おばあさまが愛用していた指輪は、世代を超え新しい形として彼女の手に渡ります。
これは彼女の立場で考えると、かなりの責任を背負う事とも言えるでしょう。
お2人だけの事ではなく、両家共に慎重になります。
だからこそ、贈る方も贈られる方も覚悟のいる事になりますが、これからお2人が結ばれる事を願う両家にとっては重圧もなんのその。
お互いをとても大切に想っている、だからこそ実現することなのでしょう。
環境に優しい選択
表面的に時流にのっとったエシカル・SDGS・エコなど、この考えを個人的にはあまり押し付けたくないのですが、
既存のジュエリーをリメイクすることは、新たな素材を採掘する必要がないため、環境にも優しい選択とも言えます。
既に存在する素材を再利用することで、環境への負荷を軽減することは時代の流れなのかもしれません。
しかし、個人的にはジュエリーの本質である、世代で愛し、さらに次世代へ受け継いでいく文化の継承という選択が
とても素晴らしい事だと考えています。
婚約指輪や結婚指輪はその存在定義からもまさにこの流れにうってつけなのです。
2.リメイクのプロセスと注意点
初めてのカウンセリング
リメイクを始める前に、まずはアステリズムでカウンセリングを受けていただくことが大切です。
12年販売スタッフとして約6,000組のカップルさまを対応し、
19年ジュエリーの製作を続けるアステリズムオーナーと一緒に、
おばあさまの指輪の状態や希望するデザインについて詳しくご相談にのらせていただき、
どのようなご婚約指輪にリメイクしていくかをご提案していきます。
ここで重要なのは、ご自身の希望をまずは素直にしっかりと伝えていただくことです。
デザインの選び方
ご婚約指輪にのみならず、ジュエリーのデザインはシンプルなもの、カジュアルなもの、エレガント＆ゴージャスなものと様々です。
リメイク前に感じた宝石の魅力を活かしつつ、ご自身のお好みやライフスタイルに合わせたデザインを一緒に考えていきましょう。
爪の形や石の配置、寸法設定など、細部にまでこだわることができます。
せっかくなら、彼女に合うデザインに・使いやすく
このままの姿で残していく事もお考えだったようですが
現実では
・オパールのセッティング位置が高く、ぶつけやすい
・オパールを取り巻くダイヤモンドが自分には派手過ぎる
それらの問題を解消すべく、リメイクさせていただきました。
カウンセリングでリメイク後のデザインも決まり
再利用させていただくものは
・貴金属のプラチナ
・メインの宝石オパール
・15石のうちのダイヤモンドを2石
となりました。
リメイクの工程
リメイクの工程は、まず指輪から宝石を外して貴金属を溶解し、素材を再利用することから始まります。
次に、ご希望いただいているデザインに合わせて新たな指輪を製作します。
この過程でダイヤモンドなどの宝石を再セットし、ご希望のデザインに仕上げていきます。
プロのジュエリー職人が丁寧に作業を行いますので、高品質な仕上がりをご期待ください。
元の指輪のプラチナを溶解します。
溶解したプラチナで各パーツを作製していきます。
仮乗せをして、予定通りか確認します。
爪を作りました。
オパールは鉱物でありながら水分を含んでいる宝石なので非常に繊細です。
できるだけオパールを傷めないように爪は2丁を選択し、4点で留めています。
左右の腕の間にダイヤモンドを留めました。
最後にオパールを留めてリメイク作業の完了です。
素敵なご婚約指輪です。
この度のオーダー誠にありがとうございます。
サービスと価格
アステリズムでは、リメイクジュエリーに関する多様なサービスを提供しています。
例えば、デザインのご相談・素材の再利用・サイズ調整など、細かい要望にも対応しています。
価格帯はデザインや仕様内容によって異なりますが、おおよそ10万円からオーダーが可能です。
3.実際にリメイクを経験したカップルさまの声
体験談
「彼のおばあさまが所有していた数あるジュエリーの中でもこちらの宝石に惹かれていました。
その宝石を使って、私好みのデザインにリメイクしてくれるという彼の気持ちが嬉しかったです。
彼と一緒に考えたデザインの婚約指輪が完成した姿は本当に素敵です。」（K様・女性）
「祖母が残してくれた指輪を一目で気に入ってもらえて嬉しかったです。
せっかくなら、指輪を受け入れてくれた彼女好みの、彼女に似合うデザインに
作り変えてあげたいと思いました。」（H様・男性）
ビフォーアフターの写真
ビフォー：
アフター：
形状：ウェーブ 甲丸 2本腕 4本2丁留め
表面仕上げ：鏡面
宝石：オパール15×12mm ダイヤモンド0.02ct×2pcs
上記の写真は、リメイク前後の指輪です。素敵なおばあさまの指輪から彼女好みのフレッシュなご婚約指輪へと生まれ変わりました。
4.リメイクジュエリーの保管とお手入れ方法
保管方法
ジュエリーは、適切な方法で保管することが重要です。
専用のジュエリーボックスに収納し、直射日光や湿気を避けて保管しましょう。
また、他のジュエリーと擦れないように個別に保管することをおすすめします。
定期メンテナンスの重要性
ジュエリーは、定期的にメンテナンスを行うことで長く美しい状態を保てます。
アステリズムではクリーニングやサイズ調整、石の点検などのサービスを提供しているので定期的に利用しましょう。
5.まとめとお問い合わせ
おばあさまの形見のジュエリーをご婚約指輪にリメイクすることで、家族の思い出や絆を未来に繋げるお手伝いができました。
長野市にあるジュエリー工房アステリズムでは、プロのサポートのもと、あなたのご希望を形にすることができます。
リメイクジュエリーに興味がある方は、ぜひカウンセリングのご予約をお願いいたします。
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