― 相続時に知っておきたい税金・評価・保管・活用の知識 ―

「母から形見として指輪を譲り受けたけれど、相続税はかかるの?」

「高価なジュエリーを相続したけれど、どう保管すればいいのか分からない」

「このまま使わずにしまっておくのは、なんだかもったいない気がする…」

大切な人から受け継いだジュエリーは、想いの詰まったかけがえのない宝物です。

でも同時に、『相続財産』として扱われる以上

税金や管理、取り扱い方に関して注意すべき点がいくつかあります。

今回は『ジュエリー 相続』というテーマに沿って、相続時に知っておきたい基礎知識と

受け継いだジュエリーをこれからも大切にしていくためのヒントをお伝えいたします。


ジュエリーは相続税の対象になるの?

結論からお伝えすると、ジュエリーは相続税の課税対象となります

❖ 相続税は『財産の価値』に対してかかる税金

相続税は、預貯金や不動産だけでなく『貴金属』『宝石類』も対象に含まれます。

そのためダイヤモンドの指輪や金のネックレス、ブランドジュエリーなどもすべて『財産』として評価されます。


相続税評価額の決まり方は?

ジュエリーの評価額は、基本的に【時価(相続時点での市場価格)】で決まります。

❖ 評価方法のポイント

  • 純金やプラチナなど地金のジュエリーは、重量×相場価格で算出されます。
  • 宝石の価値はサイズ・カラーグレード・ビューティグレードなどをもとに鑑別されます。
  • ブランドや希少性によって、追加価値が加味される場合もあります。

なお、高額な宝石やジュエリーを相続した場合は

税理士や鑑定士に相談の上、正確な評価を出すことが推奨されます。


ジュエリーを相続したあとの選択肢は?

想いがこもったジュエリーを相続したとき

単に保管するだけでなく、さまざまな選択肢があります。


保管する(形見として)

大切な人の想い出として、そのまま保管しておく方も多くいらっしゃいます。

その際は、ジュエリー専用のケースや防湿庫を使うことで、劣化や酸化・硫化を防ぐことができます。

保管のポイント:

  • 直射日光や高温多湿を避ける
  • 他のジュエリーと接触しないよう、1点ずつ保管
  • 定期的に柔らかい布で拭き、できるだけ真空状態で保管

② リフォームして「今の自分」に合った形に

「クラシカルすぎて普段は使いにくい」「サイズが合わない」といった場合

デザインを変えて使いやすくする“リフォーム”がおすすめです。

アステリズムでは、以下のようなリフォームが人気です。

  • 婚約指輪→ 普段使いできるペンダントネックレスに
  • 色石のついたリング → カラーストーンを活かしたシンプルなペンダントネックレスに
  • イヤリング → ピアスに変更

形を変えても、受け継いだ想いはそのままに。

“これからも一緒に生きていけるジュエリー”として生まれ変わらせることができます。


③ 複数人で分けたいときは『リデザイン分割

相続財産として分ける必要がある場合

『ひとつの指輪を複数のアイテムにリデザインする』という選択肢もあります。

例:ダイヤモンドリング →

  • 小粒ダイヤ×3石に分けてペンダントに
  • 石1つずつをそれぞれの子どもに受け継ぐ

アステリズムジュエリーでは、分割リフォームにも対応しています。

ご家族皆さまでのご相談も承っておりますので、安心してご相談ください。


ジュエリーの相続に関するよくある質問(FAQ)

Q. 相続税の申告はいつまでに必要ですか?

A. 原則として、相続開始から10か月以内に申告・納税が必要です。

ジュエリーを含めた財産評価は、その期間内に行う必要があります。


Q. ジュエリーの相続に関して専門家に相談するには?

A. 相続税や資産評価に関しては、税理士ジュエリー鑑定士に相談するのが一般的です。

アステリズムでは、リフォーム・鑑定のご相談にも対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。


Q. 売却ではなく“保管”を選ぶ場合の注意点は?

A. 長期保管には湿気・酸化・硫化・摩耗などの対策が必要です。

使用予定がなくても、数年に一度のメンテナンスや『仕上げ直し』をすることで美しさを保てます。


アステリズムができること

当店では、ジュエリーリフォームの専門店として

以下のようなサービスをご提供しています。

  • 相続ジュエリーのリフォーム・デザイン変更
  • 分割加工(1つのジュエリーを複数へ)
  • 手作りワークショップによる共同製作体験
  • 保管やメンテナンスのアドバイス
  • ご希望に応じて、相続税の基礎相談や専門家紹介も可能です

まとめ|ジュエリーを受け継ぐなら、手続きも必要!

相続されたジュエリーは、単なる財産として所有していればいいわけではありません。

手続きも必要でもあります。

税金や評価、保管や使い方といった知識も大切ですが、

【これからどうジュエリーと付き合っていくか】を考えることも、大事ですね

アステリズムでは、受け継いだジュエリーを

【今のあなた】に寄り添うかたちに変えていくお手伝いをしていますので、お気軽にご相談ください。