故人を想い、形見として所有していても
異性であれば身に着けることが難しいケースがあります。
また、時代の変化や前オーナーさまとの好みが異なれば
受け継いだジュエリーを日常的に身に着けたいと思っても
元のデザインのままでは身に着けにくいこともあります。
今回の記事はご家族の絆をカタチにしたリメイクのご紹介になります。
目次
- 形見の指輪をリメイクする理由
- 受け継いだジュエリーが「使えずに眠っている」理由
- 形見の指輪をリメイクすることで得られる価値
- リメイクのカウンセリング
- 普段から身に着けられるアイテムを考える
- 宝石と貴金属全量を活かすデザインの工夫
- 製作過程とデザインのこだわり
- ボリューム感を調整する工夫
- 立体的に素材を再利用するメリット
- 完成したペンダントトップの魅力
- 家族の絆を象徴するデザイン
- 形見のジュエリーが新たな形状で蘇る喜び
- まとめ:受け継いだジュエリーを「身に着ける形」に
1. 形見の指輪をリメイクする理由
受け継いだジュエリーが「使えずに眠っている」理由
形見のジュエリーを大切に所有しているが
結局身に着けることなく保管している…という方は多いのではないでしょうか?
その理由として、次のような声が挙げられます。
- デザインが今の時代、自分のライフスタイルに合わない
- 大きすぎたり、華やかすぎたりして普段使いしにくい
- 形見としての価値が大きく、加工するのをためらってしまう
形見の指輪をリメイクすることで得られる価値
無理にリメイクする必要はないと思います。
形見のお品として、そのままの状態で所有していた方が良いのでは?
とアドバイスさせていただくケースも多くあります。
しかし、ジュエリーが眠ったままにしてしまっていて
日の目を見ないのはかわいそうかな?とお考えであれば
形見の品として大切にしつつ、日常的に身に着けられるように
新しく生まれ変わることができるのがリメイクの価値かと考えます。
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2.リメイクのカウンセリング
普段から身に着けられるアイテムを考える
今回のリメイクでは、オーナーさまとじっくりカウンセリングを行いました。
オーナーさまが大切にされていたのは
「すべてのジュエリーをひとつにして、大切に身に着けたい」という想い。
そのため、【普段使いできること】を最優先に考えました。
- 指輪のままだと着用機会が制限される
- 貴金属を残すことなく全量を再利用したい
- 身に着けやすいのは耳だけど、貴金属全量を使用すると重くなりすぎる
現状を踏まえ、最適なリメイク方法を検討しました。
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宝石と貴金属全量を活かすデザインの工夫
ジュエリーのリメイクでは、どんなアイテム・デザインを希望されるかによって
元の素材が足りない、全てを使い切るのが難しい場合があります。
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3. 製作過程とデザインのこだわり
ボリューム感を調整する工夫
指輪3本分の貴金属と宝石を使用するため、どうしてもボリュームが出てしまいます。
ただし、大きすぎると日常使いが正しいため、慎重にデザインを調整しました。
ポイントは、横に広げるのではなく、立体的に配置すること。
立体的に素材を再利用するメリット
立体構造にすることで、以下のメリットが生まれました。
- 大きさを感じさせない仕上がりに
- 宝石を目にしながらも派手すぎないデザイン
- すべての素材を無駄なく使い切る
完成したのは、形見のジュエリーを受け継ぎながらも、普段使いしやすいペンダントトップでした。
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4. 完成したペンダントトップの魅力
家族の絆を象徴するデザイン
このペンダントトップには、ジュエリーオーナーさまの想いがしっかりと込められています。
亡きご主人との思い出、義母からいただいた愛情が、新しい形で一つになりました。
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形見のジュエリーが新たな形状で蘇る喜び
「これなら毎日身に着けられるかな。普段使いがもったいないけど(笑)。」
完成したペンダントトップを見たオーナーさまから、そんなお喜びのお声をいただきました。
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形見の指輪を受け取っているが、どう対処したらいいのかとお考え担っている方にとって
大きなヒントになるのではないかと思います。
5. まとめ:受け継いだジュエリーを「身に着けるカタチ」に
形見のジュエリーをリメイクすることで、大切な人の想いを日常的に感じることができます。
「受け継いだけど、眠らせたままになっている…」
そんなジュエリーをお持ちの方は、ぜひリメイクを検討してみてください。
形見のジュエリーを新たなアイテムへ新しく生まれ変わらせることで
思い出をより身近に感じられるようになります。
あなただけの特別なリメイクを、ぜひご相談ください。
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今日はこの辺で。