はじめに

ジュエリーは、時を超えて受け継がれる特別な存在の1つです。

中には「このジュエリーを再利用させてもらって、自分好みのアイテムに作り変えたいな。」と思われる方もいるでしょう。

ご自身のスタイルに合った憧れの、愛用したくなるジュエリーに作り変えてみませんか?

この記事では、18金が好きな若い男性が

おばあちゃんから譲り受けたジュエリーをリメイクして作った、右小指に着ける印台リングをご紹介します。


目次

  1. 印台リングとは?
  2. リメイクの魅力
    • ジュエリーを受け継ぐこと
    • 再利用の美学
  3. 実際のリメイク体験
    • おばあちゃんのジュエリーをリメイクして作れますか?
    • 18金の印台リングの完成
  4. リメイクで憧れのジュエリーを手に入れる方法
    • オーダーメイドのプロセス
    • リメイクに必要な注意点
  5. まとめ

1. 印台リングとは?

まず、印台リングとはどのようなものかを簡単に説明しましょう。

印台リングは、指輪の上部が平らで、そこにイニシャルや紋章を彫刻することが多いデザインのリングです。

シグネットリングとも呼ばれ、印章や紋章を彫刻し

印鑑・捺印・署名などに使用されていたリングです。

シンプルながらもボリュームがあり、存在感のあるアイテムとして知られています。

18金の印台リングは、その豪華さと高級感が際立ち、特別な意味を持つジュエリーとして人気再燃のアイテムです。

昔は貴族のみが所有できる"身分証明書"のような扱いで、富や権力のシンボルでした。


2. リメイクの魅力

ジュエリーを受け継ぐこと

リメイクというサービスをご提供していますと

ジュエリーを受け継ぐことは、自分が選んで購入するジュエリー以上に深い意味があると常々感じております。

それは自分の感情だけではなく、家族の歴史や思い出を背負っていく事だと思うからです。

今回のリメイクも、おばあちゃんから譲り受けたジュエリーを新たな形に再生し、

オーナーもジュエリーの姿が変わっても、思い出と歴史の上にさらなる歴史を刻んでいく事になります。

デザインだけで言っても、少し古く感じるジュエリーが現代のファッションに生まれ変わり、

身に着ける喜びを改めて感じることもできるのです。

再利用の美学

リメイクのもう一つの魅力は、ジュエリーを再利用ことにあります。

新しい素材を買い足さず、既存の素材を最大限に活かすことで

環境にも優しい選択と言っても過言ではないと思います。

18金などの高価な素材を再利用することで、コストを抑えながら新しい価値を生み出すことができます。

こうしてリメイクは、美しさと持続可能性を両立させる方法としても注目されています。


3. 実際のリメイク体験

今回のリメイク体験は、おばあちゃんから譲り受けたジュエリーを新しい形に作り替えるというものでした。

依頼者の男性は、18金の印台リングに憧れを持っており、ご自身のスタイルにも合うと感じていたようでした。

ご相談を受けた時の、憧れを実現したいという彼の目の輝きは何とも微笑ましいものでした。

ご希望の右手の小指に着けてバランスの良い、印台リングのリメイクオーダーをいただきました。

おばあちゃんのジュエリーをリメイクして作れますか?

いっぱいお調べになったのでしょうね。

まず、理想の印台リングの画像を見せていただきました。

当店はオーダーメイドですので、はっきりとしたデザインのイメージがない方には

ネットでお好みのデザインを集めておいていただくようお願いをしております。

その画像を拝見すると、オーナーのだいたいの趣味趣向がわかり

カウンセリングでオーナーに相応しい具体的なデザインにまとめていきます。

皆さん心配されるのが、理想であるデザインのアイテムをリメイクするのに、所有のジュエリー量で足りるのか。

おばあちゃんのジュエリーで作成が可能な指輪の幅や厚みを決め、

一番大事な印台部分の大きさのバランス、表面の仕上げも決めていきます。

おばあちゃんから譲り受けた指輪とネックレス

18金の印台リングの完成

完成した印台リングは、18金の美しい輝きと

シンプルながらも永く愛されてきた定番のデザインが特徴です。

20~30年前に流行し、一時古くさいデザインと認識されてしまった印台リングですが

その時代を知らない若者にとっては新しいものであり、

仮にそれを知っていたとしても、不変的なデザインはやはり愛され、文化にも共感できる魅力を持っているようです。

ご納品時の彼はとても嬉しそうに満足そうな笑顔を見せてくれました。

しばし、着用した右手小指を眺めていたお姿に感無量な思いでいました。

この度のオーダー、誠にありがとうございます。

指輪とネックレスを溶解
印台の形になるよう18金を金槌で叩いていきます
曲げる
印台部のみ粗目のつや消し

4. リメイクで憧れのジュエリーを簡単に作る方法

オーダーメイドのプロセス

リメイクをご依頼いただく際には

まず、ご自身がどのようなジュエリーを求めているのか明確にすることが大切です。

どう使いたいか、どう使えるのか。

次に信頼できそうなジュエリー店を探しましょう。

販売員でも職人さんでも構いませんが、

ちゃんとご自身の知見や経験からアドバイスしてくれる方に相談し、ご自身の希望を伝えましょう。

ご相談から作製完了まで数週間かかりますが

その時間もまた、ジュエリーへの期待が高まる素敵なプロセスとお考え下さい。

リメイクに必要な注意点

リメイクでは、素材やデザインの選択に慎重になる必要があります。

貴金属を再利用する事は、その特性を十分に理解した上で加工することが求められます。

ジュエリーには、感情的な価値が込められていることも多いため

リメイクの過程でその思いをどう反映するかが重要です。

実際に製作にかかわる方の意見を聞く事が良いと思います。


5. まとめ

リメイクは、ただ古いジュエリーを新しくするだけではありません。

それは、過去と現在、そして未来をつなぐ大切なプロセスです。

おばあちゃんから譲り受けたジュエリーを再利用し、18金の印台リングにリメイクすることで

ご家族との繋がりと自分自身のスタイルを融合させた特別な一品が完成しました。

もし、あなたも眠っているジュエリーを有効活用したいなら、リメイクの魅力をぜひ体験してみてください。


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