先日、LINEのメッセージでもお送りした内容ですが
最近、「お葬式の時のジュエリーは何が良いんでしょうか?」というご相談が多かったので
本日は『お葬式の装いのポイント』を書いておきたいと思います。
ポイント① 洋装の喪服では黒いジュエリーの着用を。
お葬式、葬儀はジュエリーを身に着ける事に大変気を遣う場でありますが
洋装の喪服にはジュエリーを身に着けるのが正式です。
モーニングジュエリーは、ビクトリア女王が身に着けたジェットが起源になります。
《豆知識》モーニング(mourning)は『喪・弔い』という意味で、故人追悼するために身に着ける装飾品をモーニングジュエリーと呼びます。
それ以来、オニキス・黒曜石・黒サンゴ(略式)などの黒いジュエリーが
モーニングジュエリーとして用いられています。
《豆知識》ジェットとは?ジェットは樹木の化石です。原石は石炭のような真っ黒の塊ですが、磨き上げる事により美しい光沢を放ちます。
ジェット・オニキス・黒い真珠(黒蝶真珠)をご着用ください。
ポイント② 例外として白い真珠のみモーニングジュエリーとして認められています。
ポイント①で「モーニングジュエリーは黒いジュエリーを」とお伝えしましたが
黒以外のモーニングジュエリーで唯一認められているのが
白い真珠(アコヤ真珠)です。
『お葬式には真珠を着けていかなければならない』
ではなく、「本来は黒いジュエリーが望ましいが、アコヤ真珠でも良いですよ。」という事です。
アコヤ真珠のネックレスとイヤリングのセットをお一つ用意されていると
冠婚葬祭全ての場で重宝するという事になります。
アコヤ真珠のセットをお持ちでしたら、そちらをご着用していただいて大丈夫です。
ポイント③ 黒い真珠はモーニングジュエリーに相応しいものです。
これもポイント①でお伝えしましたが、なぜ再度ポイントとして挙げているかと言いますと
黒いジュエリーとしてモーニングジュエリーに相応しいのですが
黒真珠(黒蝶真珠)は葬儀用として誕生したものではありません。
本来は、披露宴やパーティーなど華やかな場であったり、日常のお洒落として楽しんでいただくジュエリーです。
ですので、
「葬儀では不相応かも?」
または
「披露宴やパーティーでは不謹慎なのかな?」
などとご心配なされないでください。
元々、普段使いや華やかな場で着用されるジュエリーですが、
黒いのでモーニングジュエリーとしてのご着用も問題ありません。
ポイント④ イミテーションのご着用はお控えください。
たまに真珠や黒サンゴによく似たイミテーションをご着用になっている方をお見掛けする事があります。
できればイミテーションのご着用はお控えいただいた方が良いかと思います。
見ても誰もわからないからという方もいらっしゃるのですが
わかる人が見ればわかります。
そして、わかる人いうのは有識者の方です。
「これでいいや。」「誰にも気付かれないだろう」というその気持ちが見透かされる事にも繋がり
故人に対しても失礼にあたる場合がありますのでお気を付けください。
まとめ
・ジェット、オニキス、黒蝶真珠をお持ちの方は、そちらをご着用ください。
・黒いジュエリーは持っていないが、アコヤ真珠を持っているという方はそちらをご着用ください。
不明な点、ご相談はLINEのトークにてお気軽にご連絡くださいませ(^-^)
今日はこの辺で。